先日の「小樽雪明かりの路」撮影会、本当にお疲れさまでした。
人の壁、人の波、大変な数の見物客、そしてシャッター押す手もこわばり、
撮影しようとして立ち止まると身震いが出るほどの寒さ、良い写真を撮るのは実に大変でした。
多くの方から質問がありました夜景モード撮影の復習をしたいと思います。
私と同じオリンパス製のカメラであっても、
機械によって設定方法が全く異なっていることをあらためて確認しました。
やはり自分のカメラの説明書で、設定方法を確認していただきたいと思います。
(その場で他人に聞いても、解決しない場合が多いと思います。)
夜景モードとは、遠くの弱い光の夜景を、長時間シャッターで撮影すること、
照明の当たっていない近くの人物等を、フラッシュ光で照明を当て、
同時に撮影しようとする贅沢(欲張り)な撮影方法なのです。
当然のことながら、長時間シャッター(数分の1秒から1ないし2秒程度)なので、
手ブレ、被写体ブレ等の問題が伴います。
当日は、一脚等の撮影グッズを活用されたメンバーもおりましたが、
結果はいかがでしたでしょうか?
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フラッシュ・オートモード H17.02.12/18:56 シャッタースピード=1/30s 絞り=F2.8 感度=ISO400 フラッシュ=ON フラッシュは発光しておりますが、その光は数メートル先までしか届いておりません。シャッター1/30sなので、フラッシュ光がとどかない部分は露出不足になってしまいました。 オート発光(モード)はフラッシュ光が届く範囲のみを撮影するのが主目的です。 |
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フラッシュ・夜景モード H17.02.12/18:56 シャッタースピード=1/1s 絞り=F2.8 感度=ISO400 フラッシュ=ON 夜景モードに設定すると、カメラはまず入ってくる光の強さ(光量)でシャッタースピード(露出時間)を決め、フラッシュを発光させるので、遠くも近くも撮影できます。ただし近くのある程度以上明るい物は長時間露出になるため、被写体ブレを起こします。当然手ブレも起こります。 |
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フラッシュ・発光禁止 H17.02.12/17:52 シャッタースピード=1/2s 絞り=F2.8 感度=ISO400 フラッシュ=OFF フラッシュを発光させなければ、カメラは光が弱(少ない)いと判断し、シャッタースピードを遅くするので、結果として倉庫の壁面等も写っております。 ただし、手ブレが起こりやすくなります。 |
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修正写真 修正しても倉庫群は暗いままで、壁面を良く見ることが出来ません。 ![]() さらに無理な修正を加え、壁面を見えるようにすると、適正部分も変になりノイズも多くなってしまいました。つかいものになりません。 |
2005(H17).02.14 作成